ダメな子なのだ!

「消極的」って、
本当に短所ですか?
「あなたの短所は何ですか?」
そんな質問を、
子どものころに何度もされた記憶があります。
そして私は、いつもこう答えていました。
「消極的なところです」
なぜなら、
先生から、
よくそう言われていたからです。
「もっと積極的にしなさい」
「自分から動かなきゃダメでしょ」って。
私はそれを真に受けて、
「自分はダメな子なんだ」と
思い込んでいました。
自分の内向的な性格や、
おとなしいところを
まるで悪いことのように
感じていたのです。
実際に
「そこがダメなところだ」
と言われてましたしね。
でも、
大人になって、
気づいたことがあります。
■ 私は「動けない子」じゃなかった
確かに、
目立つタイプではなかったし、
誰かに言われる前に
率先して動くタイプでもありませんでした。
でも――
よく周りを見て、
状況を読んで、
「今、自分がやるべきことは何か?」を
冷静に考えてから動いていたんです。
それって、
ただの“消極的”じゃなくて、
慎重さであり、
観察力であり、
判断力なんです。
そして、
いざというときには、
私はちゃんと動ける人間でした。
誰かを助けたいときや、
「これは大事だ」と思ったときには、
人一倍の行動力を発揮できる。
それを、
親や先生は知らなかっただけ。
いや、
気づいてくれなかっただけかもしれません。
■ レッテルに縛られなくていい
子どものころに貼られた
「短所」というレッテル。
それに苦しめられ、
自分を責め続けている人は、
少なくありません。
でもね、
誰かが決めた
「短所」って、
本当に正しいのでしょうか?
たとえば
「静かすぎる」と言われた人は、
場を落ち着かせる存在かもしれない。
「優柔不断」と言われた人は、
それだけ周りのことを
丁寧に考えられる人かもしれない。
見方を変えれば、
短所は、
すぐそばにある長所なんです。
■ あなたは、あなたのままで大丈夫
あなたの“特徴”は、
誰かと比べて決まるものではありません。
「もっとこうしなきゃ」
「普通はこうでしょ」
と言われても、
それがあなたを苦しめるだけなら、
手放していいのです。
無理に変わらなくていい。
あなたのままで、
ちゃんと価値がある。
ゆっくりでいい。
慎重でいい。
ひとつひとつ、
あなたのペースで生きていけば、
それで大丈夫。
「ダメだ」と思い込んでいた
その一面こそ、
実はあなたの
素晴らしい才能かもしれません。
あなたらしくいられることが、
いちばん大事。
もし誰かがそれを
理解してくれなかったとしても、
私は、
ここで伝えたいです。
あなたは、
あなたのままで、
いいのです。