子どもを守れない親

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何があっても、子どもの味方でいてあげよう

子育てをしている中では、子ども同士、親同士、先生など、

関わる人とトラブルになることは、どうしても避けられません。

相手が感情的になり、何を言っても通じないこともあるでしょう。

そんな時、親として本当に大切なことは何でしょうか。

ある日の公園での出来事

私の息子が3歳の頃の話です。

休日に公園へ行くと、たくさんの子どもたちが滑り台のある遊具で遊んでいました。

みんな順番に滑っていたのですが、一人の子どもが滑り台を逆から登ってきました。

息子は、危ないと思ったのでしょう。

その子を止めようとしました。

すると、相手の子は泣き出しました。

そして、その子のお父さんが駆け寄ってきて、

「この子の親はどこだ!」

と大声で怒鳴り始めたのです。

私が名乗り出ると、

「何をしてくれるんですか!」
と、怒鳴られました。

「うちの子は女の子ですよ!」

「どうしてくれるんですか!」

何度も、「うちの子は女の子!」

と怒鳴り、罵声を浴びせてきました。

当時の私は、人から怒られると何もできない人でした。

「とにかく謝る以外にない」

そう思い、ひたすら頭を下げ、息子にも「ごめんなさい」と謝らせました。

しかし、相手の怒りは収まりませんでした。

今なら違う対応をする

今振り返ると、息子は危険な行動を止めようとしただけでした。

もちろん、相手の子どもが泣いてしまったことへの気遣いは必要です。

でも、それと子どもにまで謝らせることは別の話です。

もし今同じことが起きたら、私は毅然とした態度をとるでしょう。

そして何より、

「大丈夫だよ。危ないと思って止めようとしたんだよね。」

と、まず息子をかばいます。

相手がどれだけ感情的でも、その感情に振り回されて、自分の子どもまで傷つけるようなことはしたくありません。

自分の子の方に非があるのに理不尽に怒鳴るような相手に、

下手に出てひたすた謝っても、

状況は悪くなるだけです。

けれども、

当時の私は、相手に怒られたら、

自分が悪くなくても謝る以外の対応はできないと思っていました。

親が味方でいてくれない不安

子どもは、理不尽な出来事、怖かった出来事そのものよりも、

「お父さんやお母さんは自分を守ってくれなかった」

という記憶に苦しむことがあります。

相手の勢いに押されて子どもを責めてしまうと、

「困った時、自分を守ってくれる人はいない」

という寂しい気持ちを残してしまうことがあります。

親は、子どもの一番の安心できる場所であってほしいのです。

相手に振り回されない自分になる

世の中には、冷静に話し合える人ばかりではありません。

怒鳴る人もいれば、一方的に決めつける人もいます。

そんな人を変えることはできません。

でも、その人の感情に振り回されるかどうかは、自分で選ぶことができます。

相手が怒っているからといって、自分が卑屈になる必要はありません。

相手が大きな声を出しているからといって、自分の判断まで手放す必要もありません。

大切なのは、

「本当は何が起きたのか」

を落ち着いて見ることです。

そして、必要なことは相手に伝えながら、自分と子どもの心を守ることです。

どんな時も子どもの味方でいてあげたい

あの日の私は、子どもを守れませんでした。

今でも、そのことを申し訳なく思っています。

だから、同じような場面で悩む親御さんには伝えたいのです。

どんな出来事があっても、まずは子どもの味方でいてあげてください。

「怖かったね。」

「びっくりしたね。」

「あなたの気持ちは、お父さんもお母さんもちゃんと受け止めるよ。」

そんな一言が、子どもにとっては何より大きな安心になります。

相手を変えることは難しくても、自分の在り方は変えられます。

何があっても子どもの味方でいること。

そして、相手の感情に振り回されず、落ち着いて行動できるように自分自身の心を育てていくこと。

それが、子どもの心を守る一番の力になるのではないでしょうか。

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