環境を変えてもうまくいかない時には
あなたは、どこに行ってもうまくいかない、何をやってもうまくいかないという経験をしたことはありませんか。
いじめにより不登校になった子どもが、もうこの学校には通えないからと転校したものの、転校した学校でもいじめにあって不登校になることがあります。
職場の人間関係に悩んだ人が、もうこの職場にはいられないからと転職したものの、新しい職場でも同じように人間関係に悩んで再び転職せざるを得ないことがあります。
問題が起きた時にその解決手段として環境を変えることは有効ですが、実際には環境を変えても同じような問題が起きることがよくあります。
それはなぜだと思いますか。
あなたが今いる環境や周りの人間関係は、あなたが持っている「セルフイメージ」に影響されています。
セルフイメージというのは、あなたが自分自身のことをどのように評価しているのかということです。
《セルフイメージについてはこちらを参考にしてください》
セルフイメージ - NLP-JAPAN ラーニング・センター
私はサラリーマン時代、毎日パワハラに苦しめられていた時期がありました。
長時間怒鳴られたり、問題が起きると私のせいにされたりして勤務時間内に仕事が終わらなくて他の人たちがみんな帰った後に一人で残業して仕事をしていました。
2、3年おきに転勤がある職場でしたので、「3年我慢すればいい」と励ましてくれる人もいました。
しかし、転勤した次の職場ではさらに周りの人間関係が過酷で、転勤して早々に大きな問題に巻き込まれました。
さらに転勤した次の職場でも長時間怒鳴られ、周りの人は誰も味方してくれないという状況に苦しみました。
その後NLPと出会い、学び始めた私は自分のセルフイメージが恐ろしく低いことを知りました。
「自分は役に立たない人」「自分は人から認められない人」「自分はコミュニケーションが苦手」「自分には生きている価値がない」という自分に対するマイナスのイメージがありました。
なぜ私はセルフイメージが低かったのでしょうか。
幼いことから人と関わることが苦手で、会話がうまくできない、あいさつができない子で、学校では先生の指示がよく理解できないので言われたことをやっていないという子どもだったので、自分に自信を持つことができませんでした。
小学生の時には泥棒の濡れ衣を着せられて職員室まで先生に引きずられて行き、先生から激しく殴られるという事件がありましたが、質問にしっかりと答えることもできない私には誤解を解くすべもなく、「こんな自分は何をされてもしかたがないんだ」と思うようになりました。
あまりにもセルフイメージが低かったので、それを高めていくことは簡単ではありませんでしたが、NLPを学び実践していくことで少しずつ変えていくことができました。
「自分はこんな人だ」と思っているそのセルフイメージは過去の経験からつくられているもので、それは自分が勝手にそう思い込んでいるだけなのです。
セルフイメージを変えなければどこに行っても同じようなことが起こります。
セルフイメージを変えることができれば、同じ環境の中にいても周りの状況が変化し、環境自体も変わります。
そして少し自分に自信が持てるようになった私は、次のステージへと進もうとサラリーマンをやめて起業しました。
私が職場を去る頃には周りにパワハラをする人はいなくなっていました。
コミュニケーションを取るのに苦労していた同僚とは問題なく話ができるようになっていて、一緒に仕事をがんばりました。
気が付けば周りの人たちから頼りにされるようになっていて、惜しまれながら退職しました。
当時の私は、人と関わることに対する恐怖心はまだ残っていたものの、NLPを学ぶ前に比べれば明らかにセルフイメージが上がっていました。
その結果が、自分の周りの職場環境の変化になったのは確かです。
今の状況から抜け出したいと思っている方には、ぜひNLPを学びセルフイメージを高めてほしいと思います。
《セルフイメージについてはこちらを参考にしてください》
セルフイメージ - NLP-JAPAN ラーニング・センター